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「どういう事って…何が…」
リプルスを助ける時に置いて行ったからかな…
それしか思いつかないけど…
「な に が じゃありませんよ!私が置いてけぼりだったのは、まぁ兄さんの気遣いだと思い許せます」
違った。
「じゃぁ何で…」
「レイラちゃんの事です!何でそんなに密着してるんですかぁ!!」
「は? いや、それは、リプルスさんが…」
「……レイラって…呼んで」ポッ///
あぁ、そういう事か…
ここで、やっとリプルスから……
…レイラから送られてきている熱い視線がどういった意味なのかを理解した。
そして、舞花が怒っている理由も理解した。
「ま、まぁ待とうか、取り敢えず拳を下ろしなよ。君が言わんとしている事は分かる」
レイラがボクに好意を持ったという事だな…
成程、これがモテ期ってヤツかな…
出来れば日本に居た頃に来てほしかったな…
「彼女がボクにベタベタしている事を怒っているんだろ?その…レイラがボクに好意を持っている事に関して…」
そう言うと抱きついているレイラが無表情のまま赤面する。
反応からして勘違いでは、無いようだ。
「半分正解です」
「は、半分?」
ニアピンという事で怒りを収めてくれないだろうか…
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