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「だいたい、別にレイラちゃんが兄さんに好意を持つのは構いません!」
構わないんだ…
「友達が恋敵なんて今までと何にも変わりませんからね、今更です!」
まぁ…連のハーレム要員だったんだから、それもそうか…
いや、だとすれば何で怒っているのか、ますます分からない…
「まだ、分からないんですか!」
「あぁ…すまない…」
なんで、舞花に謝ってるんだろう…
「仕方、ないですね。私が起こっている理由教えてあげますよ!」
「あ、あぁ…」
「私が起こっている理由、それは!二人共、髪の毛が青いから、抱きついていると、私以上に兄妹に見えるからです!!!」
「はあ?」
そりゃ、ボクの髪は、レイラのモデルとなった少女の父親である零さんがベースになっているから、同じでも可笑しくは無い…
けど…
「……お揃い」///
と呟き、無表情を崩してにやけるレイラ
「はぁ…もうツッコミ入れないから、勝手に怒ってろ」
「なにお~!」
とはいえ、兄妹に見えるか…
それは、使えそうだな…
「それより、そろそろ放してくれないかな、レイラ」
「!! ……わかった」
レイラは、嬉しそうに、それでもって物惜しそうに抱きつくのを止めた。
嬉しそうだったのは、名前を呼んだからだろう。
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