†第一部† -動き出す日常-

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いつもは穏やかな雰囲気に包まれているファウンスト村。 しかし今日は活気に溢れ、村人達は忙しく動き回っている。 年に二回の満月、その夜に行われる満月祭。 半年前の祭の夜にこの村に来た俺、ナイゼン・スクローにとっては初めての祭の準備だ。 スクローという名は、俺がお世話になってるブルネリアさんの名字。 この村の家族制度で、俺はブルネリアさんの息子ってことになった。 ちなみに母さんと呼ぶのは気恥ずかしく、未だに言えてない。
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