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正人と理恵は肩を並べて歩き始める。
歩き出して5分、正人は急に足を止めた。
「どうしたの?正人……」
「理恵、話しておきたいことがあるんだ」
「話しておきたいこと?」
「無くしていた記憶が戻った時、改めて理恵の存在の大きさに気づいたんだ」
「私だってそうだよ。正人との思い出が蘇った時、正人がどれだけ必要なのかわかった」
「理恵、俺と家族にならないか?」
「え、それって……もしかしてプロポーズ?お墓で?」
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