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「まぁまぁ、皆さん落ち着いてください」
コツコツコツと俺を囲む兵士の隙間を執事のような品のある服装で1人の男が歩いてきた
「ロベルト殿!しかし奴は城の防御陣を容易く突破してきたんですぞ!?どこぞの逆賊かもしれん奴を・・・・!」
ごもっともすぎて何も言えない、ってか俺上脱ぎっぱなしで半裸だし、街中あるっても職質されちゃう
「いえ、転移の残留魔力に懐かしさを感じましてね?貴方をここに転移させたのは女性の方じゃありませんか?」
『ん?あぁ、セミロングの黒髪でアースベアをペットにしてる・・』
あれ?なんか兵士達が小刻みに震えて鎧越しにも怯えた表情になっているのがわかるんですけど?
「ま、まままさか蹂躙の女王・・?」
『ぷっ!蹂躙の女王!?ねぇちゃんにピッタリ過ぎ・・・ん?でもこないだ会ったザジって赤髪で黒い鎧きてでっかい斧で子犬追っ払ってた奴もクイーンって呼んでたような?あ・・れ?』
周りをみると周りの兵は完全に逃げ腰になっている
「赤髪、黒い鎧、斧・・そして大の犬嫌い・・!間違いない黒獅子のザジ!」
え?何これ分かってないの俺だけみたいな空気、ロベルトって人は何か懐かしそうにホッホッホとか笑ってるし、これはあれですか?学校でよくあるハブられるってやつ?
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