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「大袈裟だな…」 「そぉ? 私はずっと愛なんて、恋人同士だけが使う言葉だと思ってたから… 衝撃的だった。 Love=愛は、男女だけでなく、親や親族や友達だって自分にとって大切な人を想う事は愛なんじゃないか… …離れていても、互いに相手を想ったり…同じモノを見て、感じることは愛してるって事だろ? 月は一つしかないんだから…って言って帰って行ったんだよ」 「ハズカシ… バカな事を言ってんな…」 「一人になってベランダから見た月が凄く綺麗で… 辛い時とか…何かある度に月を見る様になってた 独りじゃないって応援してもらえてる気になってた」 ヒカリの胸の内に触れて、自分の素直な思いが溢れ出してきた。
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