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「でも、私の心配なんていらなかったね…
やっぱりユウはカッコいい」
正面から褒められて恥ずかしくなった。
繋いだままの手を引かれて一歩ヒカリに近づいた。
「ユウ…
ずっとずっと会いたかった
声が聞きたくて…
名前を呼んでもらいたかった
ユウ、
ユウに触れたくて…」
今度はヒカリから一歩距離を詰めた。
ぶつかったお互いの靴の爪先…
自由だった片方の手に触れたヒカリの手。
そっと指を絡められ、そのままヒカリの頬に触れた。
「…………
触れて欲しかった」
そう、ヒカリの声はゆっくりと甘く呟いて…
繋いだままの手と絡めたら指先を自分の腰に回した。
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