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背中から寝息が聞こえ始めた。
「ユウ、寝た…?」
包まれている腕は会いたくて、会いたくて堪らなかった人。
新しい生活と忙しくなる仕事。プラス遠い距離に負けて自然消滅してしまった。
誰よりも大切な人は何よりも遠い人になってしまった。
同窓会にも長期休暇も戻ってこないユウキに、ミカコ達も巻き込んだ強引な計画。
彼は、今日のことをどう思っているのか…。
彼の温かさに包まれても、不安で涙が込み上げる。
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