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****  友達の多い二人らしいアットホームな雰囲気に締めの言葉を新婦がするという、予想外の結末でお開きになった披露宴だった。 式の間も披露宴の最中にも、ヒカリとの離れた時間の長さを感じていた。 新婦の友人代表でスピーチする姿に。 知らない男に、お酌されて笑顔でグラスを傾ける姿に。 一緒に学生時代を過ごした友人の結婚式という事もあって、もしあの時……と考えずにはいられない。 「ユウキ、二次会は絶対に来いよ」 新郎のマサキにしつこく約束させられ、逃げるようにタクシーに乗り込んだ。 「アンタには、伏線はってあるから。楽しんでよね」 新婦のミカコの声と同時にドアが閉まった。 久しぶりの帰郷に、すっかり忘れていたんだ。 アイツらは、世話好きだと言うこと… ずっとヒカリを見てきたと言うこと…
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