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「それは……」
そういえば、あの時椛お嬢は、アイビーがどうのこうのと言っていた。
「アイビーから身を守るためでしょ?」
「んむ。間違ってはないけど、それは最近の話。
もっと昔はね……
…………。
人間を、殺すためなんだよ」
「えっ!?」
咄嗟に豊は、鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をした。
「最初から説明するよ。
ほら、人間って、便利さを追求して、恣意的に地球を壊して、自然を殺していったじゃない……」
ささげは、身振り手振りを加えながら説明をはじめた。
その話は歴史の話へと結びついてゆく。
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