1-2 白櫻庭園

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「それは……」 そういえば、あの時椛お嬢は、アイビーがどうのこうのと言っていた。 「アイビーから身を守るためでしょ?」 「んむ。間違ってはないけど、それは最近の話。 もっと昔はね…… …………。 人間を、殺すためなんだよ」 「えっ!?」 咄嗟に豊は、鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をした。 「最初から説明するよ。 ほら、人間って、便利さを追求して、恣意的に地球を壊して、自然を殺していったじゃない……」 ささげは、身振り手振りを加えながら説明をはじめた。 その話は歴史の話へと結びついてゆく。
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