1-2 白櫻庭園

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擬人化された植物として第二の人生をスタートした植物たちは、人間も植物も超えた存在になった。 見た目は人間だが、中身は全然違う。 呼吸しても何しても二酸化炭素は一切出ない。 黄色葉体を持ち、光合成ができる。 体内の余分なものは、身体中から酸素として出て行く。 さらに、睡眠をとるだけで身体は浄化される。 15mの高さまでなら浮遊できる。 そして、殆どの子が武器や能力を持ち、戦闘ができる。 最初につくられた男と女、ガイアとレイヤは、ヒューマプラントの指揮役とされた。 やがて空間世界は人間界と結び付けられて、ヒューマプラントは人間界へ移動した。 そして各地をまわって惨殺した。 惨殺が続いて一時はヒューマプラントが優勢だった。 しかし、別の神が人間界での異変に気づき、人間にヒューマプラントを殺す力を与えた。 忽ち人間界にいたヒューマプラントは全滅。またはエラープラントとして残った。 (エラープラントというのは、死まで至らなかったヒューマプラントのこと。 白くて小さな綿みたいな生物となって残る)。 しかし、残ったとしても殺された者が圧倒的。
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