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人間界へ行ったヒューマプラントは全滅。
その情報を聞いた、自然界に残っていたヒューマプラントは皆、恐れ慄いた。
しかし、ガイアとレイヤは負けじと攻撃命令をヒューマプラントに下した。
もちろん、ヒューマプラントはみんな恐がって行かなかった。
故に二人は怒り狂い、行かなかった者には死よりつらい罰を与えた。
これで命令を下されたヒューマプラントは行かざるを得なくなったのだった。
まだ幼い子にも命令は下された。
そして中には自殺してしまうヒューマプラントも……。
もう、自然界はボロボロになった。
不思議なことに、ガイアとレイヤが住まう、大きな庭がある屋敷の植物は全て枯れた。
そこで後に救世主(メシア)、神様と讃えられる者が立ち上がる。
それは、まだ7歳の女の子。大好きだった友達を奪われて二人を憎んだ。一人が立ち上がると次第に同志は増えていき、いつの間にか謀叛軍が結成された。
大勢で白櫻庭園を襲った。ーーしかし無惨にも大半が殺されてしまった。
その中で、メンバーの協力があり、筆頭の少女は二人の元へ行けた。
もちろん幼い少女一人が大人二人に敵うはずがない。
しかし、少女は諦めなかった。
腹部に剣が突き刺さっても、片目が潰れてしまっても、腕が一本ちぎれても。
少女は自然界の未来の為に戦って、ついに奇跡を起こした。
そう、二人を殺したのだ。
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