1-2 白櫻庭園

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「まあいいだろう。許可」 「だって!やったね豊さん」 嬉しそうに飛び跳ねるさくら。 対し、豊は不服そうな顔をしていた。 そして、 「何というか……軽すぎません?」 と、呟くように言った。 「何がだ?」 「いやぁ……何かこう、手続きとか、書類とか無いんですか?」 「ふむ、そんなものはない。安心しろ」 「いや何か安心できませんよ!色々と問題が起きたりするんじゃないですか?書類とかがないと……」 「大自然で暮らすのに、なぜ書類が必要なんだ?」 風雅は再び椅子に座って、頬杖を付いて言った。
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