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「え?これニンゲン!?もやしのヒューマプラントかと思った!」
と、林檎が半ば驚倒して言った。
「おい!」
「風雅まさか……この林檎という恋人がいながら、こんなもやしに浮気したの!?どういう事なの!」
「落ち着け。誤解だ」
林檎のムチャクチャな発言に全く動じない。表情一つ変えずに冷静だ。流石は自然界の王である。
……それにしても、林檎は風雅に"様"を付けない。いや、ひめりもそうだった。
「ホモになるなんてあり得ない!ギャーギャー!」
「……うるさい。とりあえず ゆかた を案内してやれ」
「あ、俺…ゆたかです」
何の前触れもなく自然に間違えたから、思わず自然にツッコミが出てしまった。
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