( ´ ▽ ` )苦しい時こそ腹から声!

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「あちゃあ……5連敗……」 ライトスタンド、いつものブロック。臣子は肩をがくりと落とし、スコアボードを見上げた。 2013、ペナントレース前半戦は、どこも連勝と連敗を繰り返しつつも、案の定というべきか、大型補強をした他球団が上位に名を連ねていた。 かくいうスワローズはここまで補強はほぼなしと言ってもいい。 ライトスタンドからは、不満の声が燻り始めていた。 「……はぁ、どーなっちゃうんだろ……」 「( ´ ▽ ` )おいおい諦めんの早過ぎだぞ」 「あ、わらし様」 「わらし様だー」 負けても表情変わらぬ、ライトスタンドの座敷童達。落ち込む臣子達スワローズファンには癒しである。 「わーんわらし様ー!克紀がー!克紀がー!」 「( ´ ▽ ` )よしよし、赤川だってこのままでいいと思っとらんはずだ」 「( ´ ▽ ` )次来た時頑張れるよう、しっかり休めよ」 「はい!そうします!」 「わらし様ぁ、相川さんも館山さんもいないッス……俺たちどうしたらー!」 「( ´ ▽ ` )回復を祈るしかなかろう」 「( ´ ▽ ` )俺たちの役目は彼等の帰ってくる場所を用意する事さ」 「うう……わかりました……」 落ち込む人々に声をかけながら、座敷童達は座ったままの臣子のもとまでやってきた。 「( ´ ▽ ` )オミコ、大丈夫か」 「( ´ ▽ ` )飛べない燕は燕じゃねぇよ」 「( ´ ▽ ` )きっと上がれるさ」 「……ほんとに、そうならいいけど」 肩を落としたままのオミコに、座敷童達は顔を見合わせた。
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