( ´ ▽ ` )応援グッズはフリーダム

2/4
前へ
/23ページ
次へ
高津臣子が神宮球場に通い始めてから少したった頃の事。 チケットを買うのも段々と慣れてきた。 「( ´ ▽ ` )ようオミコ」 「あ、わらし様」 童達のうちの一人(一匹?)が、チケット売り場の前をちょろちょろと歩き回っていた。 その間にも、彼(彼女?)は入場するファンに声をかけられている。 「( ´ ▽ ` )ユニフォーム買ったのか」 「はい、宮本選手のホームユニを」 「( ´ ▽ ` )いいチョイスだな。と言っても、こればかりは個人の自由なんだが」 「え?」 首を傾げる臣子に、童は言う。 「( ´ ▽ ` )人によっては男女の比率で選手を選んだりする人や、常にスタメン張れる選手、ユニフォームがないけど期待の若手のをつくったりする人も居るんだ」 「へー、男女の比率って?」 「( ´ ▽ ` )男性はいわゆる″イケメン選手″を避けている人も少なくないんだ」 「なるほど…わからなくもないかな」 周りを見渡すと、確かに若手の選手の背番号は女性が多いように見える。 「( ´ ▽ ` )だがそんなのは俺らから見たら見栄だよ。素直に好きな選手選べばいい」 「( ´ ▽ ` )そうそう。お前さんの着てる6様は、その点老若男女愛されてるから手堅くていい選択ではあるがな」 「わ、増えた」 ふおん、と謎の音と共に2匹に増えた童達。 すると二人は臣子の両腕を掴んで引っ張り走り出す 「え?な、なになに」 「( ´ ▽ ` )ユニフォームの話が出た所で」 「( ´ ▽ ` )グッズをもう少し見に行くぞ」
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加