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古今東西、様々な種族がこの世界には生きている。
そして、僕の一族はとある神を信仰していた。
「夢焔殿、ここにいては身体を冷やしますよ。」
「むー?」
僕のお世話をしてくれている葉憐さんの言葉で、僕は振り向いた。
「…はぁ、いつになったら、夢焔殿は人の言葉を覚えるのでしょうか?早く話せるようにと、わざわざ周りのものが人の言葉で話しているというのに…。」
僕は知っていた。
安易に人の言葉を話せてはいけないことを…。
僕は知っていた。
馬鹿らしくても恥ずかしくても、子供のふりをし続けなければいけないことを…。
そう、氷淵に教えてもらったから…。
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