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氷淵は死んでも、成仏させてもらえず、若い男の身体に無理やり憑くように術で縛られ、また神として崇められた。
憑かれた男の髪は、何故かわからないが、徐々に白くなっていった。
そして、気が付くと男の精神は限界を感じたのか、はたまた氷淵の力が強かったためか消滅してしまい、その身体は氷淵のものとなっていた。
氷淵は一族に恐怖を覚えた。
しかし、氷淵が神と崇められている間は不思議と災いが起きなかったことも偶然かもしれないが事実であった。
氷淵は拒めなかった。
そして、この儀は何回も何回も試行錯誤されながら、繰り返されていった。
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