迷いの森

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「夢焔殿、夢焔殿ー。」 葉憐がバタバタと大きな音をたて、夢焔を探していた。 「どうした、そんなに騒いで。夢焔殿なら若い衆の護衛のもと、散歩に出かけたぞ。」 すると、葉憐は顔を真っ青にし、こう言った。 「知らぬのですか?今、夢焔殿は若い者達から偽りの器と呼ばれていることを…。」
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