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「「「乾杯。」」」
カキン!カチャン!
とビールジョッキを3人でぶつける。
「ぷはー!うまいぃぃ~。幸せ~。」
「オッサンが!女捨てすぎだな。はは…」
私の至福の笑顔を見て冷ややかな視線を送りながらも部長が笑う。
「オッサンで結構ですよ。どうせこんなオッサン化した女を見てくれる人なんていませんよ~だ。」
べーっと部長に舌を見せる。
はは…っと斜め前で笑っている今田君が、
「濱野さんはオッサン化してるんですか?」
「してるだろ。普段から見てて気づかないか?」
さぁ~。っと首を傾げてビールを飲んでいる部長と話ている今田君。
そしてあの爽やかスマイルを私に送り、
「僕は濱野さんのそんな姿は可愛く見えますよ。」
ブッ!っと勢いよく私と部長がビールを吹いた。
「お前、目ぇ大丈夫か?」
「そうよ今田君。ちゃんと眼科に行って調べておいで。」
「失礼ですね。目はメチャクチャ良いですよ。」
もう酔ってるの?それともバカなの?いや天然か?っと考えていると、
「酔ってないですよ。天然は濱野さんの方ですからね。はは…。」
「コイツ天然バカだもんな。」
なぜ考えていた事をこの2人に見破られたのか分からない?という顔で2人を交互に見ていた。
「お前はいつも顔に出てるの。」
「自分で気づいてない所が可愛いですよね。やっぱり天然ですね。」
「こんなオッサン可愛いか?」
部長と今田君は私について話始めた。
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