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「濱野さんは会社の人気者ですから。」
「はっ?人気者?」
「そう人気者。てかマドンナ?うちの会社って男性が多いでしょう?女性は、おばちゃんばかりだし!若い女性って濱野さんくらいなんですよ。」
「おばちゃんの中にも綺麗な人がいるよ?」
「う~ん。綺麗なおばちゃんは置いといてですね、濱野さんって本社や支社の社員の人気者なんですよ。若いし小さくて可愛い感じの女性で仕事もできるし、気配り出来て愛嬌があるのでみんなの注目の的ですよ。しかも…」
「しかも?何?」
恥ずかしそうに私をじっと見ている今田君。
でもそのあとの言葉が気になるから急かすように口を挟む。
「その…女性にこんな事いうのはあれですけど…え~っと。」
「何?気になるから。早く!」
っと身を乗り出し今田君に聞こうとすると横から、
「あれだろ?乳がデカイって話だろ?」
と部長がしれ~っと言った。
はっ?
乳?
あぁ~胸?
いやっ!部長!それ!
セクシャルハラスメント。
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