1

8/11
前へ
/496ページ
次へ
「濱野さんは会社の人気者ですから。」 「はっ?人気者?」 「そう人気者。てかマドンナ?うちの会社って男性が多いでしょう?女性は、おばちゃんばかりだし!若い女性って濱野さんくらいなんですよ。」 「おばちゃんの中にも綺麗な人がいるよ?」 「う~ん。綺麗なおばちゃんは置いといてですね、濱野さんって本社や支社の社員の人気者なんですよ。若いし小さくて可愛い感じの女性で仕事もできるし、気配り出来て愛嬌があるのでみんなの注目の的ですよ。しかも…」 「しかも?何?」 恥ずかしそうに私をじっと見ている今田君。 でもそのあとの言葉が気になるから急かすように口を挟む。 「その…女性にこんな事いうのはあれですけど…え~っと。」 「何?気になるから。早く!」 っと身を乗り出し今田君に聞こうとすると横から、 「あれだろ?乳がデカイって話だろ?」 と部長がしれ~っと言った。 はっ? 乳? あぁ~胸? いやっ!部長!それ! セクシャルハラスメント。
/496ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2545人が本棚に入れています
本棚に追加