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それから1週間後話し合いが開かれた。
私と旦那、旦那の両親と私の両親、浮気相手とその両親の豪華勢揃い。
浮気相手の子は23歳。可愛らしい子だった。
あぁ~私と正反対なタイプ。
髪はロングのゆるゆるウェーブでぱっちり垂れ目、肌が白いからプッくらピンクの唇が映えている。
亮の事を愛してるっていう表情が嬉しかった。
この子なら亮を幸せにしてくれるはず!何故か安心感があった。
話し合いが始まり時々沈黙もあったが何とか進んだ。
妊娠4ヶ月で堕ろす事も出来ない。だから私は『産んで欲しい。私は妊娠出来なかった。でも貴方は授かった。川崎の血を繋いで欲しい。』と。
その言葉で泣いていた両親達は受け入れるしかなかった。
『俺は別れたくない。』と最後に言った旦那に呆れてしまい『二兎は追えんぞ!』っと一言放つと膝の上に拳を作り号泣していた。
そして私達は11年の関係に終止符をうった。
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