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「ぷは~。このために生きてるのよね~。」 「あはは。順子、大袈裟ぁ~。」 「げしゃ~。」 離婚から半年、私には家族が出来た。 会社から近いマンションに部屋を借りて私と親友の【天野麻衣29歳】とその娘【悠莉2歳】の3人で暮らしている。 麻衣とは昔勤めていた会社で知り合い意気投合。 大大大親友なのだ。 結婚していた時から旦那の愚痴を言い合う度『離婚したら一緒に暮らそうね。』っとよく言っていた。 麻衣は悠莉を産んで直ぐに離婚。 旦那が亮と同じタイプで家事、育児は嫁任せだった。 結婚した男のタイプまで似てるから共感出来た。 独身を満喫中の私達は毎日が幸せだった。 夕食のビールで幸せを感じていた私を麻衣と悠莉は笑っていた。 「順子、明日の主張の準備出来てる?」 「うん出来てる~。まぁ1泊だしね。」 「じゃぁ研二にコレ持って行ってあげてよ。よろしくね。」 「えぇー。何で私ぃ~?部長に取りに来らせば~。」
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