あの頃、まだ幼かった僕らは無邪気で

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「よっ、何でこんな時間に居んだフウマ? あ、勝手に入らせてもらってるぜ」 「それはいいけど…ユーリ、まさかこんな暗い中ひとりで来たんじゃないだろう?」 「まさかこんな暗い中ひとりだったり」 「ゆーーーり。」 じとり。 茶色がかった色素の薄い前髪の奥で、髪と同じ色の瞳が半分に落ちたら楓麻のお説教モードがオンになった合図だ。 「まったく、君は何度言ったらっ」 「ああ~ストップストップ。悪ぃけど今『女の子なんだから』とかタブーな」 「…?」
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