1083人が本棚に入れています
本棚に追加
/389ページ
「よっ、何でこんな時間に居んだフウマ? あ、勝手に入らせてもらってるぜ」
「それはいいけど…ユーリ、まさかこんな暗い中ひとりで来たんじゃないだろう?」
「まさかこんな暗い中ひとりだったり」
「ゆーーーり。」
じとり。
茶色がかった色素の薄い前髪の奥で、髪と同じ色の瞳が半分に落ちたら楓麻のお説教モードがオンになった合図だ。
「まったく、君は何度言ったらっ」
「ああ~ストップストップ。悪ぃけど今『女の子なんだから』とかタブーな」
「…?」
最初のコメントを投稿しよう!