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「へへ、ココ貸りるぜ」
「ゆっ…!!」
ぼふんっ!
片足を伸ばしていた楓麻の太ももを枕にして寝転がったら、とうとう楓麻が耐えきれず顔から蒸気を吹いて沸騰する。
「ゆ、ゆーり、ぼ、僕だからバーベキューの途中で…!」
「すぐ退くって。ちょっとだけ甘やかして」
「…ユーリぃ…」
膝枕をさせられてそんな安心しきった顔なんかされては、悠里を好きな男として複雑すぎる。
少しはこっちの気持ちを察してくれと情けない声を上げる羽目になった楓麻だ。
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