兄と妹と

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兄「時に妹よ」 妹「なに」 兄「諺って良いよな」 妹「ひらがなで言って」 兄「ことわざって良いよな」 妹「ひらがなでって言ってんだろ」 兄「ことわざっていいよな」 妹「何を突然」 兄「例えば、暖簾に腕押し、ぬかに釘、焼け石に水、全部似たような意味なんだがわかるか?」 妹「あ、マルちゃん正麺食べよ」 兄「え?」 兄「え?兄の話に対する返しが皆無でビックリした、妹よ」 妹「なに」 兄「ことわざの話は」 妹「耳が難しいからお腹すいた」 兄「なんだその英文を無理矢理訳したみたいな文は、難しくないぞ、さっきのは割りと簡単な」 妹「自分の物差しで他人を計るなよ、兄にとっては簡単でも私にとっては難しいとかあるでしょ」 兄「え」 妹「首捻るぞ」 兄「やれやれ、こりゃ何を言っても暖簾に腕押しだな」 妹「昔の漫画みたいなオチつけんな」
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