‐オーディション‐

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はぁはぁはぁ‐ 息を切らして全速力で走る李愛。 どうやら道を間違えたらしく時間がないらしい… オーディション会場の玄関が見えて止まろうとしたその時、誰かとぶつかってしまう!! サングラスをかけた男の人― 「悪い…」 そう言って彼は李愛の腰をつかみ立たせる。 「大丈夫だった?」 李愛の顔を覗き込む。 「あっ、はっはい!すみませんでしたm(_ _)m」 「いや、俺もよそ見してたし…じゃあ急ぐから」 そう言い放つと彼は去って行った。― あの人、朔夜さんに少し似てるなぁ…
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