発見
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ある晴れた夜、青年は自宅の二階で天体望遠鏡を覗いていた。 この青年の名前は戸田俊次。都内の一流大学に通う大学生だ。俊次は嫌なことがあると望遠鏡を覗いてその鬱憤(うっぷん)をはらしていた。それはこの日も例外ではなかった。俊次は物事を理解するのに少しだけ時間を要する。 そのことが授業の進行を妨げているとクラスで話題になり俊次は肩身の狭い思いをしていた。
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