銀髪現る。

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それは、ある年の夏の出来事でした_。 私、“椎名れん”の奇妙な物語である_。 あの日、私はバイト終わりの夜にコンビニに寄り道して帰ろうと思い、いつもの帰り道とは違う裏道を通っていた。 そうしたらヘンな2人組みの男に絡まれたのであった。 「おやおや、こんな時間にこんな人通りのない道通るとヘンな人たちに絡まれちゃうよ~?」などど、『ヘンな男A』が人事のように言い出した。 「俺らが危機管理について教えてやるよ」と、『ヘンな男B』が笑いながら言いやがった。正直すげぇうざい。 うざかったので私は、〔ちょっと言い返してやろう。〕などと思ってしまったのだった。 「へんな人たちですか。私からしたらあなた方がヘンな人たちですけどね」今思ったら、こんなことを言ったのがそもそもの間違いだったのかもしれない。 「おい、ずいぶん酷いいいようだな。女だからって手を出さないとでも思ってんのか?」こんな程度でキレるとは…、案外この人たち精神年齢低いのだろうか。 「すました顔しやがって、調子に乗るな!」ヘンな男Bが私に殴りかかってきたのです。 私はとっさに目を閉じました。 すると_。
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