第2話

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そしてあっと言う間に、放課後がやって来た。 教室には5人組しか残ってなかった。 「私テストの事で、智ちゃんに呼び出されてるんだ…皆は先帰ってて良いよ」 「…そぉなの?大変ね~」 「…あまり遅くならないと良いけど」 「じゃっ…また明日ね!!」 瑠花は職員室ではなく、図書室へ向かった……。 「…あれ?」 「…どしたの、ユーヤ?トイレ?」 「()げーよっ!!るぅってテストの成績、俺より良かったんだよな?」 「そりゃそーでしょ!! ……あ!?」 「そー言う事。何で呼び出されるんだ?」 「つまり…何か隠してる?」 「アイツ、今日ずっと変だったしな…」 すると………。 ―――ガラッ。 「貴方たち、まだ残っていたの?早く帰りなさい」 「………智ちゃん!!」 「こらっ“先生”でしょ?」 天宮先生が教室に現れた!? 瑠花はたった今、智ちゃん(天宮先生)の元へ向かった筈―――。 「せ、先生!!るぅを呼び出したんじゃ…?」 「るぅ?あぁ、如月さんの事ね…いいえ――如月さんがどうかしたの?」 4人は顔を見合わせた。 瑠花が嘘を吐いた……!! 「そ…そんな…じゃあ、るぅは何処に行ったの!?」 …カサッ―――。 「おい…葵、何か踏んでるぞ?」 「何コレ?メモ用紙……??」
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