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天土の開けしとき、闇のみがあった。
闇からやがて光が生まれた。
光から大地が生まれ、水がうまれた。
そして、闇は地の深くに、水の下に、蔭になった。
そして、光は炎になり、日の光になった。
光は命の元になり、闇は魔力の元になった
相反するそれら、闇と光がある時交じり、数多の神々を産み出し、そうして産まれた神々は魔物や動物や植物を守護していた。
ある時人間は神を追放し、全ての物を統べようとした。
神の側についた人々はやがて魔法使いとなった。
[現代語版ウルム神話Ⅰ章創世記]
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