1章、シンタロー目線

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1章、シンタロー目線

‥ 何故だろう、俺はアヤノを “友達” としてではなく “恋愛対象” として見ているのだろうか。 流石に頭では理解出来ないソレは日が経つにつれ大きく、重く俺にのし掛かる。 “ 俺はアヤノが好きなのかもしれない ” いくら必死に考えてもその答えしか思い付かない事がもどかしくて、腹立たしくて。 何も悪くない彼女に、アヤノに辛く当たってしまった。 今でも自分が許せない。 きっとこれは悪い夢だ、アヤノが×んでしまうなんて有り得ない。 待てよ、おいていくなよ。 今更胸の痛みの理由に気付いても 全部、全部無意味じゃないか。 なあ、悪い夢なら醒めてくれよ。 折角 やっと本当の心に気付いても伝えられないじゃないか‥!
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