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中は黒の基調とした落ち着いた雰囲気で、いかにも学園長という感じの老人が話しかけてきた。
「はじめまして。ここの学園長をやっている覇道ワースだ。
君たちが高等部に編入するギルドからの新入生かな?」
「!!…なんで分かった?」
何も言っていないにも関わらず、ギルドから来たという事を当てたので俺たちはかなり驚いた。
「見た目が高等部の生徒ぐらいというのと、三人って聞いていたからね。これでいいかい?…混沌の龍王?」
俺たち…というより0番隊は機密任務を行うことが多く、二つ名以外は非公開で知っているのは各隊の隊長挌、総隊くらいで、他は知らないはずだ。
「!!!!!!!!
それを誰から…いや、あのジンの野郎か…今度会ったら…」
俺が不吉な言葉を並べている中、フェイルたちは話を続けた。
「何かクラス決めなどでやることありますか?」
「さすが氷零の龍王、冷静ですね。魔力量と属性を調べてクラスを決めます。聞いてますか?獄炎の龍王。」
「…ちゃんと聞いてるよ。」
「ガイアだけじゃなくて、僕たちの二つ名まで…はぁ、総隊長……
魔力量を計るんですか?僕たちならまだしも、ガイアは危険ですよ。
下手すると学園中の生徒が気絶します」
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