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とある辺境にある集落、
規模は300人くらいの小さな町。
本来小さいながらも賑わっていたはずの集落は
あるものの訪れによって絶望へと変わった
「ヒャッハッハ、
これでこの都市の人間は全滅だな。」
全身が黒く、ねじれた角、コウモリのような翼、血よりも紅く邪悪な目と口、2m弱の鎌を持つ、いわゆる悪魔と呼ばれる魔物が呟いた。
この悪魔が集落を訪れたのは10分ほど前で
つまるところ10分足らずで300人もの人を手に掛けたということである。
そこへ、どう見ても未成年の少年たちが悪魔の前にまさに瞬間移動してきた。
「ん?ちっ餓鬼がまだ残ってたか…しかも‘転移’まで使えるとは…おい、餓鬼ども!!!!何しにきた?答えねえと殺すぞ!!!!」
少年たちが突然現れたのは転移魔法という遠距離を一瞬で移動する空間魔法である。
転移自体はさほど難しくないが、子供が気軽にポンポンと使えるものでもない。
故に悪魔は身構えながら殺気をだし、少年たちにここに来た理由をきいた。
しかしその返答は悪魔が考えていた答えとは全く異なるものだった
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