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清興「畠山家当主・畠山高政の下へは戻れません。
私は、死ねと命令を受けました。ですので戻る事は出来ません。」
島清興は、日野城陥落時、城主・遊佐信教より殿を命じられ、
その際、確実に逃げられるよう、死ねと命じられた。
武「そうか、では、白鳥家に来ないか?
白鳥家は、恥ずかしながら家臣が足らないのだ。
今は、浅井家との戦を控えているため、お主のような家臣がいてくれると、
俺としては嬉しいのだが。」
清興「私のような者で宜しいのなら、私の方からお願いします。」
武「ありがたい。
では、島清興を白鳥家侍大将に命じる。」
清興「新参者の私に侍大将とは、
島清興、殿の為に精一杯精進させて頂きます。」
武「清興は、横山城にいってもらう。
白鳥家軍師・竹中半兵衛がいるから、色々学んで来い!
きっと清興の為になるはずだ!」
武は、島清興に書状を持たせ、横山城へ行くように命じた。
島清興は、これから竹中半兵衛の右腕として、
白鳥家に居なくてはならない存在へと成長していくのである。
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