寺田屋襲撃?

4/8
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
ドタバタと駆け寄ってくる隊士たちは 土方歳三の姿を見ては 次々に笑いを堪える。 そうです。 今や土方歳三は褌姿なんです。 土方 「クソッ…坂本め…」 土方さん 龍馬さんは無罪です。 しかし 土方歳三は何故雄叫びを発したのか… 気になりませんか? ………実は… 階段をかけ上がっていたら 坂になったのです。 そう… 階段を上ると 何かのスイッチで 段差が無くなり 坂になってしまうと言うわけです。 原田も永倉も その坂をひょいひょい上ってしまう(笑) 原田 「なんだよここは…からくり屋敷か?(笑)」 永倉 「忍者みたいで楽しいよな♪おい!…お前らもやってみろよ(笑)」 互いに顔を会わすと 隊士たちは パァと笑顔になり 遊び始めた。 沖田は 先に武市の部屋に潜り込み、ゲラゲラ笑っていた。 沖田 「クックッ…あっははは…あっははは…もうだめ。お腹が、よ…捩れる…あっははは…」 壁をドンドン叩く… 沖田の笑いの種… 壁一面に貼られた紙に… 『梅の花 一輪咲いても 梅は梅』 土方歳三 豊玉俳句集…その1……と書かれていた。 これには 見た物全てが 笑いを堪える… あの斎藤までもが顔を隠しながら 肩を震わせ 笑いを堪えている。 沖田は…武市の部屋を後に 中岡の部屋に入る。 中に入ると 部屋は暗く 蝋燭一本だけが光を灯していた… 不気味に灯る炎… ピチャ…ピチャ… 水滴が落ちる音と共に…現れたのは… 貞○。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!