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緊張感から、自然と荒くなる息に、再び歩き出す。
「あとちょっとあとちょっと…」
僕は、周りを見回すと1、2の3で玄関まで走り出し、即家に入った。
冷たい泥を這ってきた身体は冷たく砂だらけだ。
「渚君。」
ふと聞こえた誰かの声に反応して顔を上げると、お兄さんが笑顔で
「お疲れ様、シャワーにでも入ろうか。」
お兄さんは、僕の家なのにまるで家に住んでるみたいにバスルームへと進んで行く。
不思議だなぁ…
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