音に誘われて

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それは、こじんまりとした白い外壁の一軒家だった。 木が多く植えてあり家を囲むようになっていた。 その木々の合間から覗く窓にはカーテンは架かっておらず、部屋の中に音を奏でていると思われる少女の横顔が見えた。 黒髪の美しい、色白の少女だった。 しばしの間僕は流れる音と少女の横顔に耽っていた。
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