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目の前に突き付けられた現実を、私はどうしても拒む事ができなかった。 どうする事もできないものだけど・・・。 ずっと負い目に感じていた“あの事”が、きりきりと私の胸を締め付ける。 きっと・・・、彼の事を思うなら、もっと早くにこうなるべきだったんだ。 それなのにどうして、私はこんなに悪足掻きしてしまったのか・・・。 テーブルに置かれた“置手紙”を見つめ、自分の行いに後悔の念をぶつける。
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