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役場に向かう足取りは、錘でも付けたかのようにとても重い。 ノーメイクのままで良かった。 だってまだ、涙が止まりそうにないから・・・。 堪えても、下目蓋には涙が溜まってくる。 真っ赤に目を腫らしたまま、私は役場までの道程を急いでいた。
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