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しかし現実は、甘いものでは無かった。
「やれやれ…また起きないみたいだな…」
おそらく会話を聞いていたのであろう。
パソコンがある机の上に設置されたクレイドルから、もう一体の神姫が起き上がってきた。
素体の色は少々暗めの色をしており、口調は少々ドスの効いた声からムルメルティア型の神姫のようだ。
ちなみに名前は"シャロン"である。
シャロン「だいたいこうゆう奴は、戦場で生き残れないタイプだ。このマスターは徹底的に訓練しないとな。」
そう言うとクレイドルの近くに置いてあった武装"銀のナイフ"を手に取り、机から、一直線にマスターの傍らへと移動して銀のナイフを峰のほうを向けて振りかぶったのだ。
レナ「はぁ…またやるんですか…せめて朝くらい根性で起きて欲しいです。」
シャロン「全く同感だ。」
二人で愚痴をこぼしつつムルメルティア型が振りかぶった銀のナイフをマスターの額へと、振り下ろした。
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