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「おっと。」
見事にマスターの左手に収まった。
正確には、マスターが瞬間的に反応してキャッチしただけなのだが。
レナ「朝飯抜くのは良くないですよ。せめてウイダーINゼリーを飲んで、あとの空腹は根性で耐えてください。」
「すまないな。レナ。じゃあ行ってくる。」
レナにツッコミを入れたそうな表情で、マスターはウイダーINゼリーを片手に自宅から出て行った。
もちろん鍵はかけて
シャロン「なぁレナ。さっき会話の話なんだが…」
レナ「えっ?何か問題がありました?」
シャロン「あれ渡しておいて空腹は根性で耐えろって…何か矛盾してないか?」
どうやら先ほどレナが言った台詞に、矛盾があると思ったようで、シャロンはそれについて聞き出そうとした。
しかし
レナ「根性に矛盾はありません!!むしろ根性には正論しかありません!!」
シャロン「はぁ…(レナには根性しか頭にないのか…)」
少々呆れながら曖昧な返事を返すシャロンであった…
その後、マスターが帰ってくるまで根性論を拝聴する羽目になったのは言うまでもない。
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