12人が本棚に入れています
本棚に追加
記者会見は、1時間程で終わった。
「吉野君、上手かったよ、でもこれから君に辛い思いをさせると思うがこらえてくれ」
参与は広大の肩を叩いた。
「就活の面接の様でした」
「そうか、明日から君が所長をやってくれ、沢木君には現場に戻ってもらう」
「何故僕が選ばれたんですか?」
「沢木君の紹介だ。レポートの発想がユニークだと」
「でも僕は物理は解らないから、ヤンキー菜々ちゃんにいじめられそう」
「ヤンキー菜々子?なるほど、君は殴って沢木君に説明させないようにしたんだろ」
「あいつの説明クドイ、まとまる話しもまとまらない、で明日は何時に?」
「君の採用の手続きします時間は午前中」
「アバウトですね」
「まだ9時だコーヒーでも行こう」
参与は山盛りのサンドウィッチを頼んでくれた。
「参与、寝てないんじゃないですか?目が赤い」
「確かに寝付いたとたんに起こされたよ」
最初のコメントを投稿しよう!