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「なんか背ぇ高くて、体格があって、そんでもって赤い髪してた」
「赤い髪?珍しいね。外人かな」
スバルが思った事をそのまま口にする。
「多分ね。でも、スバルの銀髪だって、十分珍しいと思うよー」
無邪気にカラカラと笑いながら、ゆかりは言った。
「人の髪を、見せ物みたいに言わないでよ」
唇を尖らせて、抗議するスバルにゴメンゴメンと笑いながらゆかりは謝った。
それを見てついスバルも苦笑する。
相手に悪気が無いと、どうも怒りが長続きしないのだ。
「まぁ、いいや。早く教室入ろう」
3人は談笑しながら、『響が丘小学校』と書かれた校門を通って、校舎へと歩いた。
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