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──6年2組
「…転校生?」
おうむ返しにスバルは聞き返した。
サラはうん、と頷く。
場所は変わって、教室。
スバル達の雑談はまだ続いていた。
「へー、この時期に転校生何て珍しいね。」
目を丸くしながらゆかり言った。
「その子、男?それとも女?」
「そこまで解んない」
スバルの質問に、サラは苦笑した。
「ねー、男の子だったらさ、その子凄くラッキーだよね」
ゆかりが笑いながら言った。
「何でさ?」
「だって…」
──キーンコーン、カーンコーン…
その時、始業ベルが校内に鳴り響いた。
「あ、時間」
「また、後でね」
そう言って、ゆかりとサラはスバルの席から離れていく。
と言っても、サラはスバルのすぐ前の席なので大差は無いが。
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