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ピピピピッピピピピッピピピピッ
時刻は午前7時。
カーテンの隙間から、淡い朝日が一筋の光となって、部屋を照らしている。
「…~~~っ」
唸り声と共に、ピンク色の毛布からモソモソと手が伸びて、スイッチを切る。
再び静けさを取り戻した部屋で、一人の少女──高町 スバルがベッドから身を起こした。
人形のように整った顔立ちに、空を連想させる青い瞳。それに白雪色の肌。
見事な輝きを放つ美しい銀髪が、腰から少し上迄かかっている。
凛々しさと、不思議な雰囲気を纏った美少女だった。
「ふあ~あ…あ」
スバルは大きな欠伸を一つして、涙の浮いた目を指で擦る。
せっかくの美貌も、寝癖と寝惚け眼の半目で半減してしまっている。
スバルはベッドから降りると、いそいそと着替え始めた。
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