1.ぷろろーぐぅ

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「山田幸隆については私の管轄外だからねぇ、少ししか知らないけど、異世界で生きてるよ」 幸隆が生きてる……、あいつならいろんなことに首突っ込んでるんだろうな……それにしても異世界で生きてるのか、大丈夫なんだろうか、昔からあいつ異世界異世界って異世界に行ったらとか、よく妄想してたし、夢が叶ってよかったな。 「それならいいんだ。ところで俺はなんでこんな所に居るんだ?」 「それは良い質問だね。志真君には私の手伝いをしてもらう為にここに来てもらったんだよ。察してはいるともうけど、地球の君は死んでるから異世界にしか転生はできないい、つまりは私の手伝いをするしかないんだよね」 自分で選択出来ないわけか、この野郎……。 「まあ、分かった。手伝うって言っても何を手伝うんだ?」 「それはねぇ、異世界に行って自由に過ごして、定期的に私に報告してくれればいいだけだよ。一年に一回報告してくれればいいかな」 「こういう場合って小説でよくある能力を渡してくれるってのが、定番だろ?何かくれないのか?」 「あー、忘れてた。じゃあそうだな。チート級スペックで異世界を自由に遊んでもらおうか、私はこの変化の無い世界に飽きてしまってるから、人口を一気に減らしてもいいよ?はい、手を握ってね、情報が膨大過ぎて触れないと渡せないんだよ」 俺は神の手を握る。 握った部分から身体が分解され、俺はブラックアウトした。 最後に神の声が聞こえた。 「いろんな世界を廻ってくるといいよ。楽しんでねぇ」
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