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「鳴海もーもちゃんっ！」
「ひゃあ！」
私を呼ぶ声と首に何か巻き付く感じがします。
それがなんか…こちょがしいです。
「桃から離れて下さいませんか？先輩」
奈央ちゃんからひしひしと負のオーラが出ています。
「ごめんね～俺らのボスがこの子呼んでるんだ～」
「桃を離して下さい」
「…向井奈央ちゃんだったよね？俺ら、いつ訴えてもいいんだよ？」
「…っ」
そんな…ダメです！
嫌です！
奈央ちゃんが危ないです！
「なっ何をすればいいんでしょうか！？私はなんでもしますから、奈央ちゃんに何もしないで下さい!!」
ガバッと振り向くとそこにはイケてるメンズさんがいました。
イケてるメンズさんは目が合うとニコッと笑いました。
それはそれはイケてる笑顔で。
「じゃあ、話も成立したところだし。この子借りてくね～」
私は手を掴まれつれてかれます。
…どこに行くんでしょうか？
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