カリコストルの城2.0

8/18
4378人が本棚に入れています
本棚に追加
/117ページ
「今はまだだ。彼女達はどうだ?仲良くヤれそうか?」 スッと脚を下ろしシェリは言う。 「申し訳ありませんでした、私は何時でもお使い下さい。 彼女達ですが…必要ですか?」 そう言いながら彼女達に視線を向ける。 シェリは頭が良い。 俺が何を望んでいるか直ぐに理解し行動をする。 これはいつもの遊び、シェリの役割は俺を楽しませる為に彼女達の理性を壊し、恐怖に怯えながら俺に尽くさせ楽しませる事。 それが分かっているからシェリはゴブリンの巣に行く事は無い。 今暫くの間は…… 「そこの貴女。まだ御見せしてませんね、こちらに」 シェリはそう言って最年少のチョッピーを呼び、何か耳うちした。 その間、俺はゴブリンどもに手を振り、娘達から離れさせると、娘達の顔は安堵の色を浮かべる。 シェリから助言をもらったチョッピーが俺とゴブリンを交互に見ながらおずおずと俺の前に足を進める。 チョッピーと言うふざけた名前のこの娘は、ロビーンより更に年下で五人の中でも一番若い、辺境の村で生きる者は皆痩せている為、スタイルは良いといえる。だが… チョッピーは痩せ過ぎを超え栄養失調気味である、そう思える程だった。 その胸は膨れてはいるが無いに均しく、手足は細い。 貧しい村か家だった事は一目で分かった、俺の家もそうだったから。 兄弟達は力仕事をやらされていた為に食事は食えた、だが姉妹は痩せていつも腹を空かせていた。 まだ容姿が良ければ支度金等僅かでも良い、養ってくれる人も数多く来るそうだ、だが俺の姉妹は普通。ごく平凡な女だった。 家の雑用はもちろん、後家がやる穂摘みや刈り取り等仕事をしては居たが支度金は貯まりそうに無かった。 だから… 俺は普通の様に姉妹達を便器替わりに使っていた。
/117ページ

最初のコメントを投稿しよう!