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「ぐはっ!!」
その鞄は見事に紫影の後頭部に激突した。ちなみに鞄の中には、ちゃんと教材その他もろもろ入っている状態で。
「あぁ、わりぃ。手がすべったー(棒読み)」
長髪男子はそう言いながら紫影に近寄っていく。
「てめぇ青明(セイメイ)!!
絶対(ぜってぇ)わざとだろうが!!」
青明(セイメイ)と呼ばれた長髪男子は真ん中わけで腰まで髪がある。さらに美青年で頭もそれなりにいいものだから学校では有名人。
青明に負けず劣らず紫影も見た目だけは良いため、2人が揃えばまわりも騒ぐ。
この2人には他に悪友とも言うし、仲間とも言える者たちが3人いる。
因みにその3人は………
「……あれはこの教室、もしくは学校の名物なの?うっとおしいんだけど。」
「うーん…。まぁ、そうなんじゃないかな~?私はおもしろいと思うよ?」
「そうだね。どうせだったら僕がさ・ら・におもしろくさせてあげようか?」
「あんたは黙ってなさい。」
とまぁ、教室の角で
2人の会話を聞いては放置していたり。
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